Aコース解説

古宇利島― 円形の隆起サンゴ礁の島 ―

那覇空港から車で約1時間30分〜2時間今帰仁村に属する島で、沖縄本島北部にある屋我地島の北に位置します。

古宇利島は、もともとサンゴ礁が長い時間をかけて海面上に持ち上がってできた島です。
沖縄の多くの島と同じく、石灰岩(サンゴや貝殻が固まった岩)からできています。

島を遠くから見ると、ほぼ円形に近い形をしていることが分かります。
これは、もともと**環状のサンゴ礁(リーフ)**が発達し、それが地殻のゆっくりした隆起によって持ち上がったためです。

海岸には、段になった地形(海岸段丘)が見られます。
これは、過去の氷期と間氷期による海面の上下と、島の隆起が繰り返された記録です。

島の北側にあるティーヌ浜には、2つの岩が波の浸食によってハート型に見える「ハートロック」があります。「こうりじま」の語源が、沖縄の方言で「恋島(くいじま)」であるという説があります。

 

古宇利大橋

今帰仁村の古宇利島と名護市の屋我地島を結ぶ全長1,960mの橋。2005年2月8日に開通し、県内では通行無料の橋としては2番目に長い橋になります。 古宇利大橋の上から見る海が美しい理由のひとつは、海底が白いサンゴ砂でできていることです。浅い海では光が反射し、波長の長い赤色成分が薄められて、白色がエメラルドグリーンやコバルトブルーに見えます。これは熱帯・亜熱帯の健全なサンゴ礁の海の特徴です。

台風等の悪天候の場合は、橋は通行為禁止になる場合があります。

 

沖縄のアダムとイヴ 古宇利島に伝わるはじまりの物語

古宇利島には、昔むかし、天から降りてきた一組の少年(ウミキィ)と少女(ウミナイ)の姉弟が暮らしていたという伝承があります。
島には彼ら以外に誰もおらず、二人は裸のまま、風と光に包まれて、天真爛漫に日々を過ごしていました。
毎日、天から神さまが落としてくれる餅を食べて生きていた二人は、やがて「明日の分も残しておこう」と餅を蓄えることを覚えます。
その“欲”が芽生えた瞬間から、天からの餅は降ってこなくなりました。
生きるために働くことを知った二人は、島の自然の中で自給自足の暮らしを始めます。
海辺では、ジュゴンやタツノオトシゴが寄り添う姿から、男女が結ばれることを学んだと語られています。
やがて二人の間に子どもが生まれ、その子どもたちが増え、琉球の人々の祖となった――。西洋ではアダムとイブの同じような「始まりの物語」が語られてきました。科学の説明ではなく、人と自然のつながりを伝える物語なんです。
古宇利島には、そんな“はじまりの物語”が静かに息づいています。

人間発祥の地 チヌグ浜

 

 

乙羽岳森林公園

本部半島の中央近く、標高275メートルの乙羽岳に寄り添うように広がる乙羽岳森林公園。
キャンプ場やバンガロー、シャワー室などが整い、自然の中でゆっくり過ごせる場所です。
展望台に立つと、今帰仁村の集落、深い森、そして海の青さがひとつにつながる大きな景色が広がります。
林道にはイタジイの森やヒカゲヘゴが息づき、やんばるらしい原風景の中を、静かに歩く時間を楽しめます。

 

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