沖縄本島北端から思う県民の新型コロナウイルス拡散防止のための自粛の実情

新型コロナウイルスの感染拡散防止のための緊急事態宣言の延長が昨日5/4に発出されましたが、沖縄本島北端の辺戸岬への来訪者は宣言前よりも観光客が多くなっています。実情を示すため、海外の観光客が殆ど居なくなった3月からの来訪数の推移を、正午時の辺戸岬駐車場の駐車台数の日々の変化のグラフで観てみました(バスは、3月からほぼ来訪が無いため除外)。

残念ながら、今日5/5は、過去2か月で乗用車の駐車台数が最も多くなりました。オートバイが数台ある日は、だいたい休日の晴れの日です。グラフよりバイクの台数がある晴れの休日に合わせて乗用車の数が増えています。また、ここ2か月、レンタカーナンバーとYナンバー(米軍関係)は少数で、天気によって外出するか決められるのは地元なので来訪者の大多数は地元と考えられます。

昨日5/4の来訪の台数を、1時間ごとの台数測定から推算すると車810台、オートバイ110台となります。これから来訪者は、おそらく1500~2000人と推定されます。

辺戸岬の訪問者の多くが同じトイレを使い、素手でノブや柵などを触り、また今でも外国の来訪者を見ると、感染者の出ている市内より辺戸岬の方がリスクが高いように思えてきます。特に女子トイレの前は、数時間の間数十人の密集状態となってしまってました。

沖縄本島内であれば、車を使えば他人に接することなく辺戸岬に来れることができ、岬は野外ですが、往復で6時間以上かかるとすると数回のトイレと休憩が必要となり、他の場所でのリスクを高めることにもなります。

ヤンバルの村では多くの観光客がウイルスを持ち込むのではないかと心配しており、また必死に営業自粛して緊急事態宣言の延長に耐え収束を願っている世情の中、辺戸岬へ来訪される方々へは、一層のご配慮を心よりお願い申し上げます。

近い将来COVID-19が収まりましたら、ぜひ辺戸岬へお越しいただくことを心よりお待ち致しております。

By 山田