辺戸岬に落ちた交換レンズが連れてきた神秘、ヤンバルの岩山で舞う真夏の天の川、与論島と伊平屋島の街明りとの共演

沖縄本島で美しい星空を観るには、人工光の少ない島の北端にある辺戸岬は、うってつけです。岬の先端の岩場は、南方向以外は水平線に囲まれ、砕ける波音が聞えるだけです。

日付: 2021/08/12 カメラ:SONY ILCE-7M3 レンズ:SEL1635GM ISO感度:6400 露出時間:25秒 絞り:F2.8 焦点距離:16mm  *20枚を合成 撮影:森団平

私は、夕暮れで涼しくなってから、岬の先端にどっかり腰を下ろして、星か明瞭にあるのを見ながら悠久の流れに思いを馳せれば満足です。一方で、カメラが好きなので、やんばるの夜空の神秘性をパソコン上に再現してみたいと思っています。

先日晴天が続いていた8月13日に、星空を撮影するための交換レンズを、前日辺戸岬に置き忘れたとの問合せのお客様が辺戸岬観光案内所にいらっしゃいました。多分、夜中長時間一心に撮影に集中して、最後にうっかりされたのかもしれません。

岬の案内所には落とし物は無く、もし案内所へ交換レンズが届いたら連絡する旨お伝えしました。その際、撮影された画像を見せて頂き、とても素晴らしいので辺戸岬のホームページに載せたいとお願いし、快諾を頂きました。

その後、数日してお電話があり、なんと交換レンズは落とし物で交番に届けられ、手元に戻ってきたそうです。かなり高価な精密機器の落とし物が、無事届くなんて、やっぱり日本って素晴らしいと日本の品格を実感しました。

さて、送って頂いた写真を掲載いたします。掲載されている全ての写真は、東京にお住いの森 団平さんの作品です。写真毎に撮影情報を付けてています。

写真の脚注にある12mmのレンズが、辺戸岬での落とし物で、真夏の天の川がやんばるの岩山や島々の街明りの上で舞う神秘映像を連れてきた立役者です。

日付: 2021/08/13 カメラ:SONY ILCE-7M3 レンズ:LAOWA 12mm F2.8 Zero-D ISO感度:12800 露出時間:30秒 絞り:F2.8 焦点距離:12mm *39枚を合成 撮影:森団平

日付: 2021/08/13 カメラ:SONY ILCE-7M3 レンズ:LAOWA 12mm F2.8 Zero-D ISO感度:12800 露出時間:25秒 絞り:F2.8 焦点距離:12mm  *35枚を合成 与論島の街明り 撮影:森団平

 

日付: 2021/08/12 カメラ:SONY ILCE-7M3 レンズ:LAOWA 12mm F2.8 Zero-D ISO感度:10000 露出時間:25秒 絞り:F2.8 焦点距離:12mm  *29枚を合成 伊平屋島の街明り 撮影:森団平

 

日付: 2021/08/12 カメラ:SONY ILCE-7M3 レンズ:LAOWA 12mm F2.8 Zero-D ISO感度:10000 露出時間:25秒 絞り:F2.8 焦点距離:12mm  *20枚を合成 撮影:森団平

 

日付: 2021/08/12 カメラ:SONY ILCE-7M3 レンズ:SEL1635GM ISO感度:100 露出時間:1/640秒 絞り:F8 焦点距離:35mm 撮影:森団平

 

森さん、レンズを届け下さった方に心から感謝いたします。

天の川と日本の心は、永久に輝き続ける。

 

By 山田